エンニオ・モリコーネが死んだので

2020年8月16日

 エンニオ・モリコーネが死にましたね。
「前の週に転倒して大腿骨を骨折してその骨折に伴う合併症により91歳で死亡」だそうです。生涯に500本以上の映画音楽を担当。セルジオ・レオーネ監督とのコンビでマカロニ・ウエスタン物の作品を担当したことで売れっ子作曲家にのし上がっていったが、本人は「血生臭い映画は嫌い」なんだそうだ。午前4時に起きて朝運動や作曲を行うという極めて健康的な生活習慣の持ち主で愛妻家。2007年にアカデミー賞名誉賞受賞。2016年にタランティーノ監督の『ヘイトフル・エイト』で87歳でアカデミー賞作曲賞を初受賞。アカデミー賞なんてどうでもいいが幸福そうな人生だ。
 映画のサウンドトラックというのは1曲1曲は良くてもアルバム単位で聴くと退屈なものが多いように思う。以前は映画のサウンドトラックのCDをたくさん持っていたけどほとんどは売ってしまったり人にあげたり引越を何度かする内にいつの間にか無くなってたりして、いま手元にあるのは3枚しかない。その中の1枚がモリコーネの『 onece upon a time in america 』で、これは買った場所も覚えている。まだサザン通りにあった頃の天神タワーレコードで買った。高校生だった。果たして当時あれを「サザン通り」なんて呼んでたっけか?それはいいとして、『 onece upon a time in america 』はしみじみといいアルバムです。本編の方は映像は素晴らしいものの、話は退屈で大体長過ぎて1度観れば充分という代物だった。でも、1度観ておくとサウンドトラックは一層何度も楽しめるという奇妙な映画である(個人の感想)。素晴らしい音楽をありがとうございました。大好きでした。R.I.P.

 因みに残りの2枚は『 Paris, Texas 』と『 West Side Story 』。どちらも問答無用の名盤ですな。しかしこうして3枚並べてみてあらためて思うのはライ・クーダーという存在の面白さだなぁ。モリコーネもバーンスタインも勿論偉大なんだけど、なんていうか分かりやすい。彼らのような芸術家はある意味ありふれてる。あるいは偉大さにおいては及ばずとも、73年間でライ・クーダーの精神と肉体を通り過ぎていったこととその結果生まれていった音楽表現の在り方は、上手く言えないが唯一無二だ。ブルース・プリングスティーンやデヴィッド・ボウイやジミヘンのような天才ミュージシャンなら現れても、ライ・クーダーのような人はもう現れないと思う。誰かライ・クーダーの伝記を書いてくんないかなぁ、と常々思ってるんだけど誰も書かない。もうあと何年も生きてないよ彼は。いまの内にやんないと死んでからじゃあ遅いよ。そりゃさ、スラッシュとかニッキー・シックスの本みたいには売れないかもしれんけどさ、きっと何倍も価値あるものが確実にできるはずだよ。こんな時は自分の知能才能ガッツの足りなさを痛感してジクジたる思いに駆られますね。

 え~と、映画音楽の話をしようと思ってたんだった。
 さっきbsで『刑事コロンボ』を観ていて、あのテーマはヘンリー・マンシーニの作曲だということを知って今更驚いた。知ってました?

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Posted by aozame